手塚治虫:過去と未来のイメージ
1995年から1996年にかけて、伊勢丹美術館や高松市美術館で行われた展覧会「手塚治虫過去と未来のイメージ展」の展覧会カタログです。戦中を生き抜き漫画を描き続けた巨匠は、科学と人間、自然と人間という二項対立の融合と分離、希望と絶望を力強く、繊細に、そしてとても平易な言葉で子どもたちに語り続けてきました。本カタログには数々の名作の一部の抜粋が並んでいます。一堂に会した彼の作品を見ると、ヤノベケンジを始め様々な現代美術作家がふと脳裏によぎったりするのですが、これはきっとただの思い過ごしではなくて、ある一定のジェネレーションの無意識の中に、手塚治虫はデフォルトとして存在し、影響してしまっているということなのではないでしょうか。というわけで、漫画好きというわけでは無い方もとりあえずこのカタログで一度彼の仕事っぷりを振り返ってみてはいかがでしょう。



